夏の終わりに、スティービー・ワンダーを聴く①

大好きなR&Bについて書きたくて始めた、このブログ。
おかげさまで、一周年を迎えることができました。
見てくださっている皆様に、感謝申し上げます。
これからもがんばりますので、よろしくお願いいたします。

一周年を記念しまして、普段はあまり聴かない「大作」を
聴いてみようかと、思い立ちました。
選んだのは、スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)の
アルバム”Songs ㏌ the Key of Life”(76年)です。
これは、グラミー賞の最優秀アルバムにも輝いた名作です。
2枚組で、ボリュームたっぷり。
ゆえに、今まで、アルバムの中の曲を単独で聴くことはあっても
まるまる通して聴くことは少なかった作品です。
それでは、さっそく聴いていきましょう。

1 Love’s ㏌ Need of Love Today

アカペラのコーラスが印象的な始まり方です。
全体的にゆったりした曲で、大作が静かに幕を開けたという
感じがします。

2 Have A Talk With God

これは、最初は静かな感じに聞こえますが、
よく聴くと、重みのあるファンクです。
このさりげなさが、かっこいいです。

3 Village Ghetto Land

クラシックみたいなアレンジで、面白い曲です。
スティービーって、いろんなことができる人なんですね。

4 Confusion

フュージョンみたいなインストゥルメンタルです。
適度にスピード感もあってノリがいい。
こういうものも、こなしてしまうスティービーは、
“R&B/ソウル”の枠には、とても収まりきらないアーティストなのです。

5 Sir Duke

もう何年も前の話になりますが、病気で入院したことがあります。
沈んだ気持ちで寝ていた病院のベッドで、私はこの曲に励まされました。
なんて明るくてハッピーな曲なんでしょう。
私の人生で、忘れられない一曲です。

6 I Wish

スティービーの曲のなかで、今までに一番よく聴いたのは
おそらくこの曲だろうと思います。
イントロのベースラインを聴いただけで、興奮して血圧が上がりそう。
スティービーって、バラード類も素晴らしいけれど、
こんなパワフルなファンクが、やっぱり最高なんです。

7 Knocks Me Off My Feet

ハードな前曲から一転、メロディーの美しい、優しいナンバーです。
大好きな曲なので、つい一緒に歌ってしまいます。
R&Bシンガーのドネル・ジョーンズ(Donell Jones)が
この曲をカバーしていましたが、
「ドネル、いい曲を選んだなー」と感心しました。

8 Pastime Paradise

これは、エキゾチックな感じの曲で、
ちょっと気分が変わりますね。
こういう曲を入れることで、アルバムの幅も広がります。

9 Summer Soft

曲のはじまりのところで、スティービーが裏声っぽい
声で歌うのが、めずらしいです。
後半、歌のキーがだんだん上がっていくところが聴きどころ。

10 Ordinary Pain

前半はスティービーがゆったり歌って、
後半は女性シンガーがファンキーに歌う、二部構成です。
前半と後半で、雰囲気がガラッと変わるので、面白いですね。

以上で、Disk1は終了です。
次回は、Disk2を聴いていきます。