リオン・ウェア氏亡くなる

70年代から最近まで活動を続けてきた
リオン・ウェア(Leon Ware)氏が亡くなられたそうです。
彼がいなかったらR&B/ソウル界は味気ないものになっていた
と断言できるほど、その存在は大きかったと思います。
偉大な人物を亡くし、大変残念です。

彼は歌手としても活躍しましたが、私は作曲家・プロデューサーとしての
才能に惚れ込んでいました。
とにかく曲作りのセンスが抜群で、
都会的でロマンチックな曲を作る人でした。
やるせない雰囲気を醸し出すのがうまく、「メロウの職人」と
呼ぶ人もありました。
といっても、ただメロメロするだけでなく、
ブラックミュージック好きをうならせる絶妙なグルーヴ感が
あるところが、大きな魅力でした。

彼の数多い仕事のなかで最も印象に残っているのは
プロデュースを手掛けたマービン・ゲイのアルバム
『I Want You』(76年)です。
これはかなり色っぽい内容なので、若い時は聴くのが
恥ずかしかったのですが、今あらためて聴いてみると、
マービン・ゲイとリオン・ウェアという一流のアーティストによる
一級の芸術品のように思えてきます。

リオン・ウェア自身のアルバムで私が好きなのは、
『Rockin’ You Eternally』(81年)や
『Leon Ware』(『夜の恋人たち』82年)など、80年代前期の作品です。
とてもスマートなR&Bで、気に入っています。
彼は文字通り「生涯現役」で、つい最近まで作品を
発表していましたが、そちらのほうはまだ聴いていないので、
これから聴いてみたいと思います。

リオン・ウェアさんのご冥福を心よりお祈りいたします。

Leon Ware – I wanna be where you are