2020年がスタート ”Happy”な年になりますように
あけましておめでとうございます。
2020年を迎えました。キリのいい数字です。今年からは「2020年代のR&B」と言うようになるんですね。R&Bシーンは10年単位ですごく変化します。今年からのR&Bがどうなっていくのか、ちょっぴり不安でもあり、楽しみでもあります。
さて、この一年をハッピーに過ごせますようにということで、”Happy”というタイトルのついたR&B曲をご紹介したいと思います。まず、CMにも使われて大ヒットしたのが、ファレル・ウィリアムズ(Pharrell Williams)の”Happy”です。2014年発売のアルバム『GIRL』に収録されています。明るくてノリがよくて、年の始めにぴったりのナンバーです。この曲については、こちらの記事にも書いていますので、ご覧ください。
おすすめ!ファレル・ウイリアムスのニューアルバム”GIRL”
それから、大人のR&Bファンに人気の高い曲と言えば、サーフィス(Surface)の”Happy”です。1986年発売の、デビューアルバム『Surface』に収録されています。これはもう、80年代メロウの大傑作です。当時爆発的に流行した、ローランドのリズムマシンTR-808が使われています。「チチチ、カシャシャ、スポポン」という軽いタッチのリズム音が、何とも言えない気持ちよいグルーヴを生み出しています。
サーフィスは、3人組のR&Bグループです。ロマンチックなラブソングを得意としていたので、「ベッドサイドミュージック」と言われたこともありました。彼らの曲は、メロディーがとにかく美しいです。そして、ハーモニーがとてもきれい。 「ベッドサイドミュージック」 と言われるわりにはエロエロしさがなく、清々しい印象です。私の好きなグループのひとつです。
サーフィスの ”Happy” は90年代に入って、さまざまなアーティストにサンプリングされたり、カバーされたりしました。そのなかで、特に有名なのが、KOOL G RAPの”Fast Life”(1995)ではないでしょうか。メロウで甘いトラックと、ストリート感の強いラップとの組み合わせ。これが結構イケるということを、この曲を聴いて思いました。
”Happy”な2020年になりますように。
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