お気に入り女性シンガー デニース・ウィリアムス
こんにちは。今回は私の大好きな女性シンガー、デニース・ウィリアムス(Deniece Williams)をご紹介します。
デニースは、1950年生まれで、アメリカはインディアナ州ゲーリーの出身です。聖職者の家庭に生まれて、ゴスペルに親しみながら育ちました。病院で働くなどした後、歌手として活動するようになります。
彼女は、スティービー・ワンダーのバックバンド「ワンダーラブ」にコーラスで参加するようになり、経験を積みました。そして、1976年にアース・ウィンド&ファイアーのモーリス・ホワイトのプロデュースで、デビューアルバム『This Is Niecy』(邦題『私はデニース』)をリリースしました。
このアルバムは私も大好きです。デニースの、優しくて清潔感があって伸びやかなハイトーンヴォイスが、素晴らしいです。名曲”Free”を含め収録曲は良い曲ばかりですし、アースの面々による演奏も最高。名盤といってよい作品だと思います。
1984年に映画『フットルース』が大人気となり、サントラ盤も大ヒットしました。そこから次々とヒット曲が生まれたのですが、 デニース・ウィリアムス の”Let’s Hear It for the Boy”もそのひとつでした。デニースは、それまでちょっと大人っぽい曲を歌っていましたが、心機一転、流行のシンセポップに挑みました。キャッチーなメロディーと躍動感あふれるデニースの歌声は若者の心をつかみ、彼女の知名度はこの一曲でグンと上がりました。
そして近年は、AORの分野からデニースの作品が注目されています。2016年にAORの名盤が大量に再発売されましたが、そのなかに彼女の79年のアルバム『When Love Comes Calling』もラインナップされていました。これには”I Found Love”や”When Love Comes Calling ”など、ちょっとお洒落で可愛らしい、デニースのイメージにぴったりな楽曲が収録されています。彼女の明るくて美しい歌声と、TOTOやレイ・パーカー・Jrら豪華なメンバーによる演奏が魅力の、おすすめのアルバムです。
70年代から80年代にかけて、キラキラ輝いていた歌姫、デニース・ウィリアムス。
ぜひ聴いてみてください。