待ったかいありの大傑作!ベイビーフェイス“Return of the Tender Lover”

ベイビーフェイス(Babyface)の、⒑年ぶりの
オリジナルアルバム“Return of the Tender Lover”が
ついに発売されました!
レーベルが、ラフェイスではなく
デフジャムというところに、時代の流れを感じますが、
何はともあれ、無事に発売されて、本当に良かったです。

早速聴いてみました。
いいじゃないですかー、これ!
89年のアルバム“Tender Lover”への
オマージュという位置づけになっていますが、
“Tender Lover”に勝るとも劣らない、
素晴しい作品に仕上がっていました。
“Tender Lover”発売から26年、
その間にR&Bシーンは様々に変化しましたが、
ベイビーフェイスは、彼らしさを見失わなかったのだ、
と感じました。

“Return of the Tender Lover”は全9曲です。
アルバムとしてはやや小ぶりですが、
全篇、メイズもかくやの良質なバンドサウンドで、クオリティが高いです。
特に、前半がいいですね。

“We’ve Got Love”、“Fight For Love”、“Exceptional”の
3曲は、メロディーが美しいのはもちろんのこと、
彼独特の爽やかなグルーヴ感があり、
「ザ・ベイビーフェイス」と呼びたくなるような名曲です。
ベイビーフェイスの甘い歌声も昔と変わりなく、
多重録音によるコーラスも優しく響き、
聴いているうちに、感激して胸がいっぱいになりました。

“Walking On Air”はエル・デバージ(El DeBarge)とのデュエットです。
80年代R&Bの人気スター同士、夢の共演です。
この曲は、どこかキャピテン&テニールの
「愛ある限り」を思わせる、軽快さが魅力ですね。
ベイビーフェイスとエル・デバージ、ともにハイトーンヴォイスですが、
それぞれの個性が楽しめる、良いデュエットだと思いました。

そして、“I Want You”はアフター7(After7)との共演曲で、
これまた、イイんですよね~!
これは、もともとアフター7の持ち歌なので、
彼らはいきいきと歌っています。
特にケヴォン・エドモンズ(Kevon Fdmonds-ベイビーフェイスの弟さん)の
熱唱には、感動しました。
アフター7のニューアルバムも、いつの日か聴けますように…。

この他にも、ベイビーフェイスらしい良曲が目白押しの
“Return of the Tender Lover”は、
今年を代表する、いや、2010年代を代表する
傑作R&Bアルバムだと思います。
古くからの彼のファンの方はもちろん、
昨今のエレクトロR&Bにお疲れの方にも、おすすめしたいです。
ぜひ、聴いてみてくださいね。

Babyface – We’ve Got Love