あみのR＆B日記 「編み物」
賛否両論が渦巻いた東京オリンピックが閉幕しました。私はスポーツ観戦が好きなので、毎回オリンピックは各競技しっかり観るほうです。しかし今年は多忙な時期と重なり、限られた競技しか観戦できませんでした。そのため、ネットで試合結果などをチェックしていたのですが、そこで私の心を掴んだのが、イギリスのトーマス・デーリー選手の記事でした。
彼は、男子シンクロ高飛び込みで金メダル、男子高飛び込みで銅メダルを獲得した、一流のアスリートです。でも私は、彼の競技以上に、彼が編み物愛好者であることに心をひかれました。オリンピックに出場する選手ともなれば、練習その他で忙しいはずなのに、手の込んだメダルポーチ（イギリスと日本の国旗が編み込まれている！）を作り、SNSで披露したデーリー選手。その見事な腕前に感心しました。
さらに驚いたのが、彼が他の選手の競技を観戦するために訪れた会場でも、なにやら大作を編んでいたことです（それは五輪マークが編み込まれたカーディガンであったことが、後に判明）。私の目には、彼が競技よりも編み物に集中しているように見えました。本当に編み物が好きなんだなあと、私も編み物愛好者のひとりとして、嬉しく思いました。
デーリー選手は「編み物で心の平穏を得ている」と語ったそうですが、これは私にも理解できます。私の場合、なにか嫌なことが頭に浮かんで離れないときは、小さなコースターを編むようにしています。編み図を見ながら模様を編むときは、それに集中するので、他のことを考えなくてすむからです。また、小さなコースターはすぐに完成するので、手軽に達成感を味わうこともできます。私にとっても、編み物は心の支えになっているようです。編み物に限らず、手を動かして何かを作ることは、心を落ち着かせる効果があるのだとか。興味を持たれた方は、お試しください。
ということで今回お届けする音楽は、東京オリンピックの競技会場でも流れていた、ビヨンセ ft.ジェイ・Z（Beyonce ft.JAY Z）の ”Crazy In Love” です。2003年のビヨンセのソロデビューアルバム『Dangerously ㏌ Love』に収録されています。シャイ・ライツの ” Are You My Woman?（Tell Me So）” をサンプリングしたこの曲は、アメリカとイギリスで首位に輝くなど、世界中で大ヒットしました。パワフルで華やかな曲なので、競技会場の雰囲気を盛り上げるのにピッタリですね。
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