あみのR&B日記 「日傘」

今年の夏も猛暑に悩まされそうです。猛暑の外出時に欠かせないものといえば、日傘ですよね。最近では男性でも使っている方を多く見かけるようになりました。また、子どもの通学時に使わせてほしいという親の要望も増えていると聞きます。これから日傘の需要はますます高まってくることでしょう。

思い起こせば昭和の昔、母が使っていた日傘は木綿のレース素材のものでした。あの頃は、あんな布製のもので充分事足りたのです。UVなどという概念は一般的ではなく、日傘もちょっとしたお洒落グッズという扱いでした。今は夏にレースの日傘をさしている人などいないでしょう。気候の変動により、日傘は熱中症から身を守る大事な道具となったのです。

ところで、私が愛用していた日傘がとうとう壊れてしまいました。折りたたみ式であるにもかかわらず折りたためなくなってしまい、不便なので買い替えることにしました。

日傘売り場の数多い商品の中で私の目にとまったのは、「遮光率100%」という札のかかった日傘でした。これまでに「遮光率99%」というものは見たことがありましたが、「100%」と言い切っているものは初めてでした。「100%って、なかなか言えることじゃないよな…。きっと画期的な商品に違いない。」そう思った私は、それを買って帰りました。

そしてカンカン照りの日に、新しい日傘の効能を試そうとワクワクしながらさしてみました。するとその途端、モワッとした空気が私を包みました。まるで太陽の熱が私のもとに一気に集まってきたかのよう。「暑い!この日傘、暑いーーー‼」

… 確かに、まぶしさは感じなかったので、「遮光率100%」は嘘ではなかったのでしょう。しかし、遮光に注力するあまり、遮熱がおろそかになってしまった感は否めませんでした。さした途端に暑くなる日傘なんて、到底使うことはできません。仕方なく私はそれの使用をあきらめ、新たに遮熱効果の高い涼しい日傘を探すことにしたのでした。

皆さんは猛暑対策に何か買い物をされましたか?

それでは音楽にまいりましょう。日差しの話にちなんで、ベイビーフェイス(Babyface)の ‟Sunshine” をお届けします。この曲は真夏のギラギラした太陽光ではなく、穏やかで柔らかい日差しを イメージさせるスイートなラブバラードです。89年の傑作アルバム『Tender Lover』に収録されています。

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