あみのR&B日記 「カツオ」



NHKの連続テレビ小説『あんぱん』を観ていたら、竹野内豊さんが演じるお医者さん宅で、食事をするシーンがありました。食卓には美味しそうなカツオのたたきが。このドラマは高知県が舞台なので、「やっぱり高知といえばカツオだよね〜。」と納得したのでした。

ちょうどその頃タイミングのいいことに、友人から「カツオのたたきを食べに行こう」というお誘いがあり、行ってきました。そのお店は ‟土佐のわら焼き” という方法で調理したカツオのたたきを出してくれるところでした。カツオからわら焼きの香ばしい香りがして 、とても美味しかったです。また、カツオにつけるタレがすごく美味しくて、自宅で使っているポン酢とは全然違うと思いました。甘さと酸味のバランスがよくコクもあり、タレだけでご飯が食べられそうでした。そのお店には塩で食べるカツオのたたきもあったので、また行く機会があったら塩バージョンにもチャレンジしたいと思いました。

カツオは旬が年に2回ある(4〜5月頃の初ガツオと9〜10月頃の戻りガツオ)珍しい魚です。その本場といえば高知県を思い浮かべる方が多いと思いますが、日本で一番カツオの漁獲量が多いのは静岡県なのだそうです。高知県は伝統的な ”一本釣り” という漁法が受け継がれているため、漁獲量ではトップの座を譲っているのだとか。しかし、カツオの消費量では高知県が全国一位だということです。

ところで、カツオが体にとても良い食材であることはご存じでしょうか?カツオは栄養満点な魚で、特にたんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質は筋肉など体をつくる働きをするので、高齢者のフレイル(加齢による心身の衰え)予防には欠かせない栄養素とされています。年をとったら積極的にカツオを食べるといいのかもしれません。また鉄分が多いので貧血の予防や、カリウムも多いので高血圧の予防も期待できます。ビタミンDは骨や歯に良いし、ビタミンBは美肌に効果的だし、カロリーが低いのでダイエッターにもおすすめとのことです。これだけいいことずくめなら、カツオを食べなきゃ損、みたいな感じになりますね。

皆さんはカツオを食べていますか?

それでは音楽にまいりましょう。カツオ → 勝つ → victoryということで、キム・バレル(Kim Burrell)の ‟I See a victory” をお届けします。ゴスペル歌手のキム・バレルがファレル・ウィリアムスのプロデュースで歌い上げる、楽しげな曲です。この曲は2016年の映画『ドリーム(原題Hidden Figures)』のサントラ盤に収録されています。

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