遠くなる80年代 カシーフ、ロッド・テンパートンが逝去



80年代のR&B界に多大な功績を残した人物
カシーフ(Kashif)とロッド・テンパートン(Rod Temperton)
が相次いで亡くなり、ショックを受けています。

カシーフは、80年代の中~後期に活躍した
アーティスト兼プロデューサーです。
シンガーとして自身のアルバムも出していましたが、
私は、ホイットニー・ヒューストンの〝You Give Good Love”などの
彼のプロデュース作品をよく聴いていました。

シンセサイザーを使いこなすことによって生み出される音楽は
アップにしてもスロウにしても
明るくキラキラしていて、気分が高揚するものでした。
それは、当時の時代の空気と重なっているようでもあり、
「あの頃はよかったなァ」と、懐かしく思い出すのです。

そして、ロッド・テンパートン。
彼は70年代の終り頃から80年代前半にかけてが
全盛期だったでしょうか。
もともとヒートウェイヴのメンバーでしたが
早々に脱退して制作サイドにまわり、
たくさんのよい曲を作ってくれました。
私はひそかに彼のことを「ブギーの帝王」と呼んでいます。
ヒートウェイヴの〝Boogie Nights”をはじめとして、彼が作るブギー、
いわゆるダンスナンバーは、私とピタっと波長が合いました。
体が自然に動くようなグルーヴ感が気持ちよくて、
ほんとに何度も聴きましたね…

私が愛用しているiPodのプレイリストに
「カシーフ」と「ロッド・テンパートン」を加えました。
彼らが遺してくれた数々の名曲を聴きながら、
「ありがとう」と心のなかでつぶやいています。

You Give Good Love – Whitney Houston 1985

Heatwave-Boogie Nights (Album Version)

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