R&B女王の新作 メアリー・J・ブライジ『Good Morning Gorgeous』
A子「最近何聴いてるのぉ〜?」
あみ「こないだあれ買ったわよ、メアリー・J・ブライジの新しいやつ。」
A子「ああ、あれね!MCM、だっけ?」
あみ「違うわよ、それはバッグのブランドでしょ(笑)GMGよ!グッド・モーニング・ゴージャス!!」
A子「ああゴメン、GMGね(笑)それにしてもグッドモーニングゴージャスって、なんかすごいタイトルねぇ。」
あみ「私なんか最初聞いた時、ホテルの朝食ビュッフェを思い浮かべちゃったわよ(笑)でもメアリーって、こういう仰々しいタイトルが似合うのよね。」
A子「さすがクイーンね。」
あみ「このジャケット写真もさあ、ちょっと靄がかかったような感じでキレイめなのよ。裏返してみたら、肌もあらわなセクシー写真でびっくりしちゃったけどさ、キレイに撮れてて、とても51歳には見えなかったわ。」
A子「芸能人って人に見られる商売だから、美容とかダイエットとか、めっちゃ頑張ってるんじゃない?」
あみ「大変そうよね。よかったわ〜、一般人で(笑)」
A子「アルバムの中身のほうは、どうだった?」
あみ「良かったのよ〜、これが!ここ10年くらいのメアリー作品のなかでは、一番ね。とにかくいい曲が多いのよ。現行R&Bへの配慮はみられるけど、どこか懐かしいところもあってさ。メロディーはしっかりしているから聴きやすいし、元気な曲もあるんだけど、全体的にベテランらしい落ち着きがあって、とても気に入ったわ〜。」
A子「あら、それはよかったわね。」
あみ「メアリーの歌は少しハスキーになったけど、声は十分出てるし、相変わらずリズム感は抜群だしね。」
A子「メアリーってさあ、デビューのときはヒップホップにのせて歌ってたじゃない?あれも当時は斬新なスタイルだったわよねぇ。」
あみ「そうよね。バックの音のインパクトは強かったけど、歌が負けてなかったもんねぇ。このアルバムの “Amazing” って曲も、めっちゃ強力なトラックなんだけど、メアリー、力でねじ伏せたわよ(笑)スゴイわよねぇ。彼女のパワフルな歌を聴くとスカッとするわ。」
A子「何かおすすめの曲ってある?」
あみ「そうね、いろいろあるけど、アンダーソン・パーク(Anderson .Park)とやった” Here With Me ”なんかは、私の好みね。クールでカッコいいミッドグルーヴよ。」
A子「アンダーソン・パークって、シルク・ソニックの?」
あみ「そうそう、ブルーノ・マーズと一緒にやってた人。」
A子「私よく知らなかったんだけど、有名な人なのね。」
あみ「そう、アルバムも何枚か出してるわよ。あの人、歌かラップかわかんないような歌い方するんだけど、結構いい曲作るのよね。」
A子「そうなんだ〜。それにしてもシルク・ソニックの人気、すごかったわよね〜。」
あみ「ほんとね〜。あれはいいアルバムだったから、2作目にも期待したいわね。」
A子「他におすすめの曲は?」
あみ「あとはやっぱり、アルバムタイトル曲の” Good Morning Gorgeous ”ね。ブルージーでけだるーい曲なんだけど、やるせない想いをメアリーがうまく表現してるわ。今のR&B界で『悲哀』の感情を歌わせたら、彼女の右に出る者はいないんじゃないかしら。」
A子「そうかもしれないわね。」
あみ「それから、” Love Without The Heartbreak ”も好きよ。ジャジーでおしゃれで、ちょっといい感じの曲なの。このイントロ、聴いたことがあるような気がするんだけど、なんかのサンプリングかなぁ…?思い出せそうで、思い出せないのよ…」
A子「ああそれ、あるあるよ(笑)私なんかしょっちゅう、『ほら、アレ!ほら、アレ!』って叫んでるわ(笑)」
あみ「うっすら記憶はあるんだけど、はっきり思い出せないのよね。困ったもんよ〜(笑)」
A子「メアリー・J・ブライジの『Good Morning Gorgeous』、良さそうなアルバムね。」
あみ「これはおすすめよ!メアリーから元気をもらえるわ。」
A子「さっそく注文しなくちゃ!」
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