おすすめのバンド フォニー・ピープル

A子「あら、なんか楽しそうね。」
あみ「おもしろい曲みつけたのよ!ちょっとこれ聴いてみて。」

A子「あっ、このイントロあれじゃない!ほら、あれ!」
あみ「そうそう、シェレールの ”I Didn’t Mean To Turn You On”。ロバート・パーマーのカバーが大ヒットしたから、そっちのほうが有名かもね。この80年代の人気洋楽がサンプリングされてるのよ。いや、サンプリングというより、まるっとパ〇ってるところがあっぱれ、って感じだけどね(笑)」
A子「アダルト世代には、このネタ使いは刺さるわね(笑)」


あみ「これ、フォニー・ピープル(Phony Ppl)っていうバンドの ”Nowhere But Up” という曲なんだけど、知ってた?フォニー・ピープル。」
A子「えー、知らない。pplと書いてピープルって読むのね。」
あみ「そうなのよー、pplって気象関係の単位みたいだけど、そうじゃないのよ(笑)。フォニー・ピープルはニューヨークのブルックリン出身の5人組バンドで、結成されたのは2008年なんだって。」
A子「へえー、結構キャリアは長いのね。で、このバンドの音楽ってどんな感じなの?」
あみ「そうねえ、サブスクで過去の曲も聴いてみたんだけど、ざっくり言うと、アレステッド・ディベロップメントとジャミロクワイとジ・インターネットとタキシードをたして4で割ったような感じかな。あと、タイラー・ザ・クリエイターがやってる音楽に近いものも感じるわね。ひとつのジャンルにとらわれずに、R&B、ヒップホップ、ファンク、ジャズ、ラテンなど、様々な音楽を取り込んでいるバンドという印象よ。曲のクオリティは高いし、新しさのなかにどこか懐かしさもあったり、ニューヨーク出身らしい洗練された雰囲気があったりして、魅力的なバンドだと思うわよ。」


あみ「バンドの顔とも言えるのが、ロングのドレッドヘアがお似合いのリードヴォーカル、エルビー・スリー(Elbee Thrie)よ。彼の歌は個性的ね。どちらかというと乾いた声質だからラップ風の曲との相性はいいし、曲によってはソウルフルにも歌えるしで、なかなか興味深いヴォーカリストなのよ。」
A子「そうなんだ。」
あみ「最新アルバムの『Euphonyus』は、おすすめよ!それまでのアルバムもよかったけれど、今回のアルバムは以前にも増して躍動感があるのよ。人気女性シンガーのジョジョも参加して華を添えているしね。ノリがよくて、聴いていて楽しいアルバムよ。」

あみ「ということで、今日はフォニー・ピープルを覚えて帰ってねー!」
A子「はーい!」

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