クリスマスソング、2013年のおすすめはメアリー!



11月も、もうすぐ終わり。
街中のクリスマス・イルミネーションが
キラキラと美しい季節になりました。

この時期、CD店には様々なクリスマスアルバムが並びます。
今年は、R&Bの大スター、メアリー・J・ブライジ MARY J BLIGEが
クリスマスアルバム”A MARY CHRISTMAS”を出したので、
話題になっていますね。

クリスマスアルバムって、主要なアーティストは
だいたい出しています。私の見るところ、
デビューして3枚くらいアルバムを出したら、
次はクリスマスアルバム、という流れが多いように思います。
オリジナルアルバムを3枚ほど出すと、少し煮詰まってきたり、
セールスがちょっと落ちてきたりするので、
クリスマスアルバムで心機一転、という感じなのでしょうね。
さて、メアリー・J・ブライジがデビューしたのは1992年ですので、
キャリア21年で、初のクリスマスアルバムということになります。
こんなに長い間クリスマスアルバムが出なかったのは、
彼女がビッグスターで、出すアルバムがことごとくヒットするため、
「クリスマスアルバムで巻き返し」する必要がなかったからでしょう。

それから、メアリーに、クリスマスアルバムはオーソドックスなものにしたい、
という意向があり、そういうものを歌っても違和感がない時期がくるまで
待ったのではないか、と勝手に想像しています。
最近は、アメリカの国民的スポーツイベントで国歌を熱唱するなど、
国を代表する歌手となった、メアリー。
オーソドックスなクリスマスソングが似合うときが、来たのです。

このアルバムのプロデューサーは、デイヴィッド・フォスター。
そしてゲストは、バーブラ・ストライサンドなど。
バックは、ロンドン交響楽団。
このような情報から、メアリーはR&Bから離れてしまったのか、
と寂しく思うファンの方もいらっしゃるかもしれません。
が、ご心配にはおよびません!

どこか哀しげなビブラートをきかせる歌い方はそのままなので、
メアリーらしさは十分に味わえますし、
ビッグバンド・ジャズをも軽々とこなす姿に、
「メアリーも、すごい歌手になったなあ。」と、
その成長が喜ばしく思えることでしょう。
スタンダードなクリスマスソングを、ゴージャスな
雰囲気で楽しめる、リッチなアルバムです。

今年のクリスマスには、メアリー・J・ブライジの”A MARY CHRISTMAS”を
ご家族皆様で、どうぞ。

Mary J. Blige – Have Yourself A Merry Little Christmas

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