ケリー・プライス KELLY PRICE ”SOUL OF A WOMAN”



先日ご紹介したアルバム” R&B DIVAS “でも、
素晴らしい歌を披露していたケリー・プライス。

私がケリーの歌を初めて聴いたのは、
彼女がアルバム” SOUL OF A WOMAN “でデビューした、
1998年のことでした。
その頃のR&Bは、ほとんどがヒップホップ風のトラックで、
歌い手もヒップホップのビートを崩さない、
軽めに歌うタイプが好まれていたと思います。

そんなシーンに殴りこみをかけるかのように、
直球・ど真ん中のソウルを力強く歌い、衝撃のデビューを
飾ったケリー・プライス。久々の本格派、と話題になりました。

このデビューアルバムの制作には
ロナルド・アイズレーが、かかわっていました。
(デュエットもしています)
” BETWEEN THE SHEETS “の世界をさらに突き詰めたような、
「男と女」「夜」「情念」「愛憎」が渦巻く、
大変濃密なアルバムになっていました。

” FRIEND OF MINE “という曲が、すごかったです。
「彼女は私の友達だったのに、嘘ついて
私の彼を横取りしたのよッ」という怨念を
迫力ある歌で表現しています。
ま、よくある話ですよね。
そりゃ彼女も悪いが、その彼氏にも
問題あるんじゃ…という気もしますけどねぇ。
ケリーのパフォーマンスに感情移入した人が
多かったのか、この曲はかなりヒットしました。

他にも” SECRET LOVE ” や ” DON’T SAY GOODBYE “など、
しっとりと大人っぽい曲が並んだこのアルバムですが、
私がとても気に入っているのは
” LORD OF ALL “というゴスペルなんです。
ケリーには、ゴスペルが似合いますね。
歌い慣れているのか、余裕があって、
安心して聴けました。

彼女の最新のアルバムは、2011年発売の
” KELLY “になりますが、こちらもすごい作品でした。
また後ほど、ご紹介したいと思います。

 

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