ボビー・ウーマックさん、安らかに



ベテランR&B/ソウルシンガーで、ギタリストの
ボビー・ウーマック(Bobby Womack)さんが、
6月27日に、お亡くなりになりました。

ついこの間まで、アルバムを出したり
来日公演を行ったりと、精力的に活動していた彼。
病気であることは知っていましたが、
手術は成功したとのことだったので、
ちょっと安心していたのです。
まさか、こんなに早く別れがくるなんて…。
とても残念な気持ちです。

ボビー・ウーマックの思い出は、80年代にまでさかのぼります。
87年に、彼のアルバム”Womagic”が出ました。
当時、家のレコードプレイヤーが壊れていて使えなかったため、
私は”Womagic”のカセットテープを買ったのです。
カセットテープは繰り返し聴くうちに劣化することは
わかっていましたが、それでも購入に踏み切ったほど、
この作品が聴きたかったのでした。
現在、そのカセットテープは手元にありませんが、
家の中のどこかにあるはずなので、ぜひ探し出したいですね。
もしみつかっても、再生はちょっとこわくてできないので、
大事にしまっておこうと思います。

ボビー・ウーマックのベスト盤には、主に70年代の曲が
収録されているようですが、私は”The Poet”とか
“Womagic”あたりの80年代作品が、好きです。
彼の持ち味であるガラガラした塩辛い歌声と
都会的な80’Sソウルは、結構相性がよくて、
聴いていて気持ちがいいんです。

それから、2000年代に入ってから聴いた、
イギリスのレーベルDOMEのコンピレーションアルバムに
入っていた曲も、よかったですね。
ルル(Lulu)と共演した”I’m Back For More”とか、
ミーシャ・パリス(Mica Paris)と共演した”I Wish I’ⅾ Never Met You”とか。
洗練されたUKソウルに、ボビーの野性的な歌がよく映えて、
素晴らしかったです。

まだ70歳という若さで、この世を去ってしまったボビー・ウーマック。
心より、ご冥福をお祈りいたします。

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