おしどり夫婦キンドレッド・ザ・ファミリー・ソウルの新譜



R&B界で、おしどり夫婦というと、
いくつかのカップルが思い浮かびます。
アシュフォ-ド&シンプソン(Ashford & Simpson)とか、
(残念ながら、ご主人のアシュフォードさんは
お亡くなりになってしまいましたが)
グレン・ジョーンズ(Glenn Jones)と
ジェノビア・ジーター(Genobia Jeter)とか。
(近況は伝わってきていませんが、
きっと今も仲良し夫婦なのでしょう。)

現在のR&Bシーンの、第一線で活躍しているおしどり夫婦といえば
キンドレッド・ザ・ファミリー・ソウル(Kindred the Family Soul)
のお二人です。
彼らのデビューアルバム”Surrender to Love”は高く評価された作品でしたが、
そのジャケットの、何枚かのスナップ写真が印象に残っています。
それは、とても「庶民的な日常生活」を感じさせるもので、
「芸能人にしては、地味ではないか」というお二人の姿でした。
でも、そんな素朴さや、地に足のついたライフスタイルが
彼らの魅力なのだろうと思います。

キンドレッド・ザ・ファミリー・ソウルの5作目となるアルバム
“A Couple Friends”が、今年の6月に発売されました。

70年代ソウルと現代のR&Bをミックスするという
デビュー以来のスタイルは、今回も継続されています。
“Get it,Got it”など、良い曲だと思いました。
奥さんのあっさりめのヴォーカルと、ご主人の
こってりめのヴォーカルのコラボレーションも
今まで通り息が合っていて、心地よい雰囲気を作り出していました。

…というわけなんですが、
実は私、ご主人の歌声のファンでして、
「ご主人、ソロアルバムを出さないかなあ…」
と、思っているのです。
でも、こんなことをいって、
夫婦関係にヒビが入っては大変なので、
どうか内緒にしておいてください…

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