暑い7月には、スティービー・ワンダーの“Hotter Than July”



暑くて、ぼーっとしていたら
7月も後半になってしまいました。
7月で思い出すアルバムといえば、
スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)の
“Hotter Than July”(80年)です。

ジャケットの赤い色、
反射するサングラス、
汗をしたたらせるスティービー、と
もう、見るからに暑そうです。

このアルバムには、有名な曲が
いくつか収録されています。
一番よく知られているのは
“Happy Birthday”でしょうか。
R&Bファンではない人でも、
誕生日に聴く洋楽といえば、
これを思い浮かべる人が多いと思います。
それから、ピアノとベースのシンプルなバックで
せつせつと歌い上げるバラードの名曲“Lately”。
これは、ジョデシィ(Jodeci)をはじめ、
いろいろなアーティストにカバーされています。
そして、“All I Do”も、
ブラックストリート(Blackstreet)などに
カバーされた人気曲です。

しかし、このアルバムが出た80年ごろを思い出してみると、
当時流行っていた曲は
“Lately”でも“All I Do”でもなく、
“Master Blaster”という
レゲエナンバーだったのです。
今では、レゲエは特定の人たちに熱烈に
愛される音楽というイメージがありますが、
80年代は、ちょっとしたレゲエブームで、
ヒットチャートもレゲエ風の曲でにぎわっていました。
そのころのR&Bアルバム(LPレコードです)は、
B面の3曲目か4曲目にはレゲエを入れる、という
スタイルが流行っていましたね。

レゲエを聴くと、「夏だな~」と感じる私。
土用の丑のウナギなど食べつつ、
“Master Blaster”を聴いて、
この暑さを乗り切りたいものです。

Stevie Wonder – “Master Blaster (Jammin’)”

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