あみのR&B日記 「梅干し」



厳しい暑さが続く毎日。食欲が落ちてしまった、という方もいらっしゃるでしょう。私は暑くなってからも食欲にそれほど変化はありませんが、食べ物の好みが少し変わりました。酢の物など、酸味があってさっぱりしたものをよく食べるようになりました。

特に気に入っているのが、梅干しです。梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復を促す働きがあるそうなので、暑さでへろへろになった私の体が、知らず知らず梅干しを求めているのかもしれません。スーパーで実が大きくてふっくらした梅干しを買ってきて、種を取って小さくちぎり、食事の際に小皿に入れてちびちび食べています。梅干しはいろいろな食品と相性がよいので、小皿の梅干しはあっという間になくなります。ついおかわりしたくなりますが、私はかかりつけ医から「塩分は控えるように」と口酸っぱく言われているので、好きな梅干しでも食べ過ぎないように気をつけています。

私が子どもの頃は、母がよく梅干しを漬けていました。塩が足りないと梅干しにカビが生えるからといって、信じられないほど大量の塩が使われていたと記憶しています。母の作った梅干しは「酸っぱさ」よりも「塩辛さ」が際立っていました。今の時代は健康を気にする人が増えたので、梅干しの減塩化が進みましたが、たまに「昔のしょっぱい梅干し」が懐かしくなります。

もうひとつ心に残っている梅干しは、崎陽軒のシウマイ弁当に入っている梅干しです。横浜駅の駅弁としても有名なシウマイ弁当は、横浜市民のソウルフードといっても過言ではないでしょう。元横浜市民の私も、小さい頃からよく食べてきました。シウマイ弁当の梅干しは小さな青梅です。他のおかずにくらべると地味な存在ではありますが、そのカリカリした歯応えがお弁当にアクセントを添え、シウマイ弁当には欠かせない名脇役となっているのです。

梅干しは、お弁当のおかずとして外せない食品だと思います。私は母が作った ”日の丸弁当(白いご飯のまんなかに赤い梅干しがのった弁当)” を食べて育ったので、自分でお弁当を作る時も、ご飯のまんなかに梅干しをのせないと落ち着かない性格になってしまいました。梅干しには防腐・殺菌効果があるので、お弁当を作る際に傷みを防ぐために入れるとよい、と聞いたことがあります。しかしその効果が期待できるのは梅干しのまわりだけで、お弁当全体にまでは及ばないのだとか。お弁当が傷みやすい季節は、梅干しを入れたからOKと安心せずに、保冷剤で冷やすなどの工夫が必要ですね。

ということで今回お届けする曲は、アース・ウィンド&ファイアー(Earth Wind & Fire)の ”Star” です。この曲は、アースの不朽の名盤『I AM』に収録されています。アースらしい軽快なサウンドで、きらめく星のように明るい気分になれるので、ぜひ聴いてみてください。

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