見事なR&Bヴォーカルアルバム レジーナ・ベル『The Day Life Began』
私は、もう長い期間R&Bに親しんでいますが、
R&Bアーティストのライブに出かけたのは、
ほんの数回しかありません(それも、はるか昔)。
その数少ないライブ経験のあるアーティストのひとりが、
レジーナ・ベル(Regina Belle)です。
彼女がデビューしたてのころだから、
もう30年近く前になりましょうか。
もちろん、映画アラジンの主題歌
“A Whole New World”がヒットする前でした。
当時、彼女の知名度はそれほど高くなかったので、
会場も小さく、私は、運よく前から数列目の好位置で
彼女の歌を聴くことができたのです。
とにかく、彼女の声の大きさにびっくりしました。
圧倒的な歌唱力でした。
「さすが、本場(アメリカ)の歌手は違うなあ」
と、感動したのを覚えています。
そんな思い出のシンガー、レジーナ・ベル
のニューアルバム『The Day Life Began』が発売されました。
ここ最近、ジャズやゴスペルを歌ってきた彼女ですが、
今回は、良質なR&B/ソウルを安定供給するレーベル
Shanachieからの、R&B作品となります。
ようやくR&Bに戻ってきてくれて、
本当に嬉しかったです。
長らくR&Bから離れていたレジーナですが、
その歌声は、昔と変わらぬパンチ力があり、魅力的でした。
曲も、アップとスローがバランスよく盛り込まれ、
大人の耳に馴染みやすいアレンジで、聴きやすかったです。
どの曲も良かったのですが、
おすすめは、フィリス・ハイマンのダンス・クラシック
“You Know How To Love Me”のカバーですね。
明るくて心ウキウキする曲なので、
春めいてきた今の時期にぴったりだと思います。
レジーナ・ベルの『The Day Life Began』は
聴きごたえ十分の、見事なR&Bヴォーカルアルバムです。
ぜひ、聴いてみてください。
Regina Belle – He’s alright
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