2014グラミー賞② レイラ・ハサウェイの神技



第56回グラミー賞の最優秀R&Bパフォーマンスには
スナーキー・パピーと
レイラ・ハサウェイSnarky Puppy with Lalah Hathawayの
“Something”が、選ばれました。

レイラ・ハサウェイのことは、よく知っています。
ソウルシンガー故ダニー・ハサウェイのお嬢さんで、
ジャズ系R&Bを得意とする実力派シンガーですよね。
でも、スナーキー・パピーって、誰?

さっそくネットで調べてみましたら、
スナーキー・パピーって、個人名ではなくバンド名でした。
テキサスで結成され、現在はブルックリンを拠点に活動する
ジャズ・フュージョン・ファンク系バンド、とのことです。
歌手と共演していることから、アメリカのインコグニート
みたいなものかなあ、と思ってiTunesで試聴してみたら、
インコグニートよりも、生音感・ライブ感が際立っている印象を
受けました。
メンバーそれぞれのテクニックも素晴らしいです。

受賞曲の”Something”は、レイラの90年のデビューアルバム
“Lalah Hathaway”の一曲目に収められています。
もともと、ジャジーな曲でしたが、今回のスナーキー・パピー・バージョンは
よりジャズ度が増し、大人っぽい雰囲気になっています。

さあ、そこで今回受賞することになったライブパフォーマンスなんですが。

その映像はネットで世界中に広まったので、
ご覧になった方も多いと思います。
なんとレイラが、一度に高音と低音を発声する、つまり
一人でハモる、という信じられないヴォーカルスキルを
披露しているのです!

人間のからだのつくりからして、そんなことは到底
不可能のように思えます。しかし、映像をみる限り、
レイラがズルをしているようには見えないので、
やろうと思えばできるのでしょう。
ただ、誰にでもできることではないのは確かです。
レイラ、本当にすごいです。

みなさんもぜひ、下の映像を見て驚いてください。
だいたい始まって6分10秒後くらいが、そのシーンです。

Snarky Puppy feat. Lalah Hathaway – Something (Family Dinner – Volume One)

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