実力派ジャズミン・サリヴァンの新作"Reality Show"



私は「歌モノ」といわれる、
ヴォーカルを重視したR&Bが大好きです。
たまに真似して口ずさんでみたりするのですが、
自分の平べったい歌声に、がっかりすることもしばしば。
アフリカ系のR&B歌手と、東アジア人の私とでは、
同じ人間とは思えぬほど、声帯が違うような気がします。
私も、彼らのように表情豊かに歌うことができたら
人生が楽しいだろうなあ、といつもうらやましく思っています。

そんな憧れのシンガーの一人が、
ジャズミン・サリヴァン(Jazmine Sullivan)です。
1987年生まれで、まだ若いジャズミンですが、
歌手としてのキャリアは長く、誰もが認める実力派です。
彼女の魅力は、低音域をきれいに歌えるところではないでしょうか。
年齢に似合わず落ち着いた歌声だと思います。

そのジャズミン・サリヴァンの4年ぶりのアルバム
“Reality Show”が発売されています。
以前に比べて歌に深みが増したようで、
27歳とは思えない、包容力を感じる作品です。

まず聴いてほしい曲は、”Forever Don’t Last”です。
憂いのあるブルージーな曲で、
ジャズミンは情感豊かに歌い上げています。
これを聴けば、誰もが彼女をディーヴァと呼ぶことでしょう。

シングルカットされた”Dumb”は
ラップにミーク・ミルが起用され、
聴きごたえのあるR&Bに仕上がっています。
印象的なフレーズが、頭に残りますね。

それから、”Mascara”もおすすめです。
上の2曲にくらべると、ゆったりとリラックスして聴ける曲で、
スムースジャズ風の大人っぽい雰囲気が、よかったです。

そして、私がアルバム中で最もよいと思った曲が”Let It Burn”です。
これは、あの90年代の名グループ・アフター7(After 7)の
“Ready Or Not”をネタに使っています。
私は”Ready Or Not”が大好きなので、
“Let It Burn”もとても気に入りました。
90年代R&Bがお好きな方は、必聴ですよ。

ということで、ジャズミン・サリヴァンのアルバム”Reality Show”は
2015年の代表的な歌モノ作品になりそうな予感がします。
ぜひ聴いてみてください。

Jazmine Sullivan – Forever Don’t Last (Official Video)

V Sessions: Jazmine Sullivan Performs “Mascara”

Jazmine Sullivan – Let It Burn

AFTER 7- READY OR NOT

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