80’sの波がきてます！タキシード、デビュー。

2015-04-04

このところのR&Bシーンでは
ディスコ/ブギーミュージックが一大ブームと
なっています。
往年のディスコファンには懐かしく感じる曲が
時代の先端をいくオリジナルソングだったりするので、
おもしろいです。

それらを聴いて思うのは、
70年代後半から80年代初めのR&Bに
影響を受けている人が多いなあ、ということです。
ドナ・サマーとかシックとかが、
多くの人に愛されているのだなぁ、と感じます。
もちろん、私もドナやシックは好きですが
80’sソウルをこよなく愛する身としては、
80年代中盤以降のR&Bも、もっとネタにしてほしい、
と思うのでした。

そんな私の願いをききいれてくれる人たちが
とうとう現れたのです。
それはタキシード(Tuxedo)というグループでした。
タキシードは、メイヤー・ホーソーン(Mayer Hawthorne)と
ジェイク・ワン(Jake One)からなる二人組で、
デビューアルバム”Tuxedo”が発売されています。

メイヤー・ホーソーンといえば、
発表する作品がどれも懐かしい香りがするので、
私はひそかに彼のことを「ミスター温故知新」と
呼んでいました。
そんな彼が「タキシード」として届けてくれた音楽は
80年代中ごろに流行ったような、ナイスなダンスナンバー
だったのです。

特に嬉しかったのが”So Good”という曲。
80年代に私が聴きまくっていたソーラー・レーベル所属の
シャラマーとかダイナスティとかに、すごく雰囲気が
似ているのです。
明るくて少しチープなシンセ音とか、
反響するドラム音とか、曲のテンポなどが、
ミッドエイティーズの空気そのものでした。
こうなったら昔のように、12インチバージョンも
出してほしいものだ、と思いました。

アルバム”Tuxedo”は、”So Good”の他にも
“Do It”や、”Number One”など
ノリのいい曲が多くて楽しい作品です。
ミュージックビデオも作られているので、ご紹介しましょう。
特に”Do It”のビデオは、主演の男性が超個性的で
インパクトの強い作品になっていますので、
ぜひご覧くださいね。

Tuxedo – So Good (Official Video)