日本のデニムは最高 ”Japanese Denim”



こんにちは。

皆さんはどのようなファッションがお好きですか?私は小さい頃からデニム(昔はジーパンといっていた)が好きで、よくはいていました。子どものころはオーバーオール、若者時代はストーンウォッシュ、年がいってからはストレッチデニムを愛用しています。そして今、長年の憧れであったダメージデニムを手に入れました!どうせマスクで顔が隠れるのだから、はくなら今がチャンス!と冒険してしまったのです。

しかし買って帰ってよく見ると、ダメージ部分は二重仕立てになっており、実際に穴はあいていませんでした。「穴あきデニム買っちゃった~!」という高揚感は、中途半端にトーンダウンしてしまいました。もちろん裏側の当て布をはさみで切れば穴あきデニムになるわけですが、そこまでしなくてもよいか、という思いもあり…。そんなわけで、「穴あきデニムに見える穴あいてないデニム」をはいて、三密を避けた散歩にでかける今日この頃です。

さて、”Japanese Denim”というタイトルのR&B曲が注目を集めています。歌っているのは、人気の若手シンガーソングライター、ダニエル・シーザー(Daniel Caesar)です。このタイトルでどんなことが歌われているのか、気になる方も多いと思います。まずは日本語訳のついたミュージックビデオをご覧ください。

この歌には”Japanese Denim”という言葉はでてきません。一生もののブルージーンズというフレーズがでてくるので、それが品質の良い日本製のデニムのことなのかな、と推測されます。社会にうまく適応できない孤独な青年が、自分の顔も知らない女性に片思いするという、なんともやるせない恋の歌です。

ダニエル・シーザーは、自然体で、語りかけるように柔らかく歌っています。その姿が、歌詞の青年と重なって、思わず感情移入してしまいます。そして、サウンドのベースとして引用されているのが、ディアンジェロの”Untitled(How Does It Feel)”です。これは、2000年に発売されたR&B史に残る名盤『Voodoo』の収録曲で、さまざまな曲にサンプリングされている人気曲です。ちょっとテンポを落としたけだるいムードが、”Japanese Denim”の歌詞の内容とうまく調和して、せつなく哀しい気分にさせてくれます。

ダニエル・シーザーの”Japanese Denim”。
ぜひ聴いてみてください。     

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