あみのR&B日記  「シャインマスカット」



この夏のお中元で、シャインマスカットをいただきました。
とても美味しいという評判は聞いていたものの、一房二千円という値段にひるんでなかなか手が出なかった、シャインマスカット。それが、我が家にやってきたのです!

さっそく箱から取り出し軽く洗い、器に盛りつけて、期待に胸をふくらませながら、一粒口の中に入れてみました。

おお…! 何という美味!!!

最初の印象は「甘い」でした。マスカットは、ぶどうのなかでも酸味が強い品種なので、私はどちらかと言えば苦手にしていました。ところがシャインマスカットは、マスカットのイメージを根底から覆すような、あまーいぶどうだったのです。それも、巨峰の濃厚な甘さとは違い、すっきりした上品な甘さ。ぶどうというより何か新種の果物でも食べているような、不思議な感覚に陥りました。

そして、種がないうえに、皮もまるごと食べられるのです。皮ごと食べられるぶどうのなかでも、シャインマスカットの皮は薄くて柔らかいので、「皮食べちゃってる」ストレスがほとんどありません。なんて素晴らしいぶどうなのでしょう!

これだけいいことずくめのシャインマスカットなので、一房二千円というお値段も、仕方がないのかもしれません。日常的に食べるのは無理だとしても、せめて年に一度くらい、自分へのご褒美として購入するのはアリかもしれない、と思いました。

ということで、今回お届けする曲はブラウンストーン(Brownstone)の ”Grapevyne” です。95年のデビューアルバム『From The Bottom Up』に収録されています。このアルバムからは ”If You Love Me” という歴史的名曲が生まれましたが、この ”Grapevyne” も負けず劣らずの名曲です。力強いリードヴォーカルと厚みのあるコーラスが、迫力満点です。

ぶどうのつる(grapevine)がタイトルになっている曲はマービン・ゲイにもあったし、なぜぶどうのつる?と思い、歌詞を調べてみました(ブラウンストーンの曲のタイトルは、綴りをgrapevyneに変えています)。そして ”hear through the grapevine” という文が、「人づてに噂を聞く」という意味であることを知りました(マービンの曲も邦題は『悲しいうわさ』でしたね)。ぶどうのつるが四方八方に伸びていくように、噂も人から人へと拡がっていく、というイメージなのでしょう。なるほどな、と思いました。ブラウンストーンのこの曲も、ぶどうのつるについてではなく、恋人の悪い噂を聞き傷ついた心を歌っています。

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