あみのR&B日記 「ガルボ」



今年も無事にバレンタインデーが終了しました。
本命チョコ、義理チョコ、世話チョコ、友チョコ、自分チョコ、逆チョコ(男性から女性に贈るチョコ)。皆さんも様々な名前のついたチョコレートを、贈ったり贈られたりしたことと思います。

そして、お菓子売り場はホワイトデーコーナーへと模様替えされました。昔は、バレンタインにはチョコレート、ホワイトデーにはチョコレート以外のクッキー、マシュマロ、キャンディという具合に、商品がはっきりと区別されていました。しかし今は、そのあたりのこだわりはなくなっています。人気のチョコレートが綺麗に並んだホワイトデーコーナーを見ていると、バレンタインがロングランしているような印象を受けます。

このようなイベント向けのチョコレートはとても美味しいですが、私が最近気に入っているチョコレートは、スーパーやコンビニで手軽に買える、明治のガルボ〈galbo〉です。発売から25年目を迎える、人気のお菓子です。

私がガルボを初めて食べたのは、去年の夏でした。コロナウィルスに感染するのが心配で、出先で喫茶店に入ることもためらわれる日々。ちょっとした場所で休憩するときに食べようと、携帯に便利なチャックつきの袋に入ったガルボを買ったのです。ガルボは楕円形のチョコボールのような形で、表面がつるっとしています。触っても手がベタベタしにくいので、夏場にはもってこいのチョコレートでした。

私がガルボにハマってしまった最大の理由は、その歯触りの心地よさにあると思います。楕円形のチョコボールの中身が、クッキーのようだけれどクッキーほどのサクサク感はないなにか(パッケージには焼き菓子と書いてある)になっていて、噛むと、ジョリジョリジョリ…という独特の噛みごたえがあるのです。このジョリジョリジョリ…とした感じがクセになり、もうひとつ、もうひとつと食べているうちに、袋はあっという間に空になってしまいます。

ガルボを食べたときの感覚は、子供のころ親に隠れてこっそり角砂糖をかじったときの、あの感じに似ていると思いました。「角砂糖をそのまま食べるなんて、わたしってなんて悪いことをしているんだろう」というかすかな罪悪感と、その後に来るうっとりするような甘い快感…。古い記憶が、ガルボを通じて蘇りました。食感で人を虜にする、明治のチョコレート・ガルボ。興味のある方は、一度お試しください。

ということで、今回ご紹介する曲は、インディア・アリー(India Arie)の ”Cocoa Butter” です。2013年のアルバム『Songversation』に収録されています。インディア・アリーらしいオーガニックなR&Bで、程よくビターなテイストが粋なナンバーです。

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