初クリスマスアルバム アリシア・キーズ『Santa Baby』



A子「あっという間に12月ね。」
あみ「今年は早かったわ〜。って、毎年これ言ってるけど(笑)。ぼやぼやしてたら、すぐにクリスマスが来ちゃうわよ。」
A子「クリスマスねぇ、若い頃は飾りつけとか頑張ったけど、最近はそんな情熱ないわね。」
あみ「私も(笑)。せめて音楽くらい、クリスマスらしいの聴きましょうよ。今年はアリシア・キーズ(Alicia Keys)がクリスマスアルバム『Santa Baby』を出したわよ。」
A子「アリシアって、こないだもアルバム出してなかったっけ?」
あみ「出してた!『KEYS』が出て、その完全版の『KEYSll』ってのも出たばかりよ。このところリリースラッシュね。」

A子「今回のクリスマスアルバムはどんな感じなの?」
あみ「いろんなタイプの音楽が詰め込まれた楽しいアルバムになってるわよ。『ジングルベル』みたいな古典的なクリスマスソングはやってないんだけど、クリスマスの定番のポピュラーミュージックをいろいろカバーしてるの。それとオリジナル曲も何曲かあるわ。」
A子「へぇー。」
あみ「前半はジャズっぽい感じ。”Santa Baby”はアーサ・キットのカバーなんだけど、原曲のようにアリシアも可愛らしく甘ったるく歌ってるのよ。普段、彼女はこういう歌い方はしないから、クリスマス盤ならではのお楽しみってところね。この曲は以前、アシャンティやアリアナ・グランデもカバーしてて、二人ともポップな味つけで歌ってたんだけど、それにくらべるとアリシア・バージョンはジャジーで大人っぽい印象ね。」
A子「そうなんだ。」
あみ「私ね、ジャジーなアリシアって結構気に入ってるのよ。ピアノの音も綺麗だしね。彼女は音楽の守備範囲が広いから、これからどんな作品を作るのかわからないけど、ぜひ ”ちょいジャズ” 路線でいってほしいな、と思ってるの。」

あみ「アルバムの4曲目は ”December Back 2 June” っていう、アリシアのオリジナル曲。これがまた、ジャクソン5みたいでおもしろいのよ。それまでムーディーなピアノバーみたいだったけど、この1曲で暖炉とツリーのあるリビングに場面が変わったって感じね。この後は、ピアノの弾き語りをメインにしたクリスマスナンバーが続いていくの。ジョンとヨーコの “Happy Xmas(War Is Over)” のカバーもやってるわよ。」
A子「ああ、あれね!この時期になると、お店とかでよく聴くわよね。」

あみ「そしてこのアルバムの締めの曲、なんだと思う?なんと、シューベルトの『アヴェ・マリア』なのよ!私も今までいろんなR&Bクリスマスアルバムを聴いてきたけど、この曲を取り上げた人はいなかったと思うわ。」
A子「ちょっとびっくりしたけど、クラシック音楽をリスペクトするアリシアらしいチョイスよね。」
あみ「そうね。それにしても『アヴェ・マリア』のおごそかなしらべって、静かな聖夜にぴったりだと思わない?アリシアのソプラノヴォイスも素敵だし、今年はこの曲を聴きながらゆったり過ごすクリスマス、ってのはどう?」
A子「それ、いいわね!アリシアのクリスマスアルバム、聴きどころがいろいろありそうだから、私も今度聴いてみるわ!」

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