あみのR&B日記 「スケート」



冬のスポーツとして人気の、アイススケート。皆さんも一度は楽しまれたことがあると思います。私も子供のころ、父と弟と東神奈川のスケートリンクに出かけました。もともと運動があまり得意でなかった私は、一本刃のスケート靴でバランスをとるのに苦労し、氷の上にこわごわ立っては滑って転ぶ、を繰り返していました。当時、東神奈川のスケートリンクの近くにはローラースケート場もあって、そちらにもよく行きました。ローラースケートの靴のほうがアイススケートの靴よりも安定感があったので、ある程度は滑ることができましたが、やはりよく転んで痛い思いをしていたのでした。

そんなわけで、スケートは自分でやるよりもテレビで観たほうがいいや、ということになりました。昔、テレビでローラースケートの試合の中継があって、父とよく観ていました。チーム戦のような形で集団で滑るのですが、激しい体当たりがあったりして、まるで格闘技のようでした。ローラースケートのブームはいつのまにか去って中継もなくなりましたが、あのスピード感と迫力はなんとなく覚えています。

フィギュアスケートの中継もよく観ました。こちらはローラースケートとは対照的で、クラシック音楽にのってくるくる回る優雅なものでした。渡部絵美選手など人気がありましたが、忘れられないのは伊藤みどり選手。彼女は小柄な選手でしたが、滑りは元気があってダイナミックでかっこよかったです。浅田真央選手がデビューした時も衝撃的でした。彼女の滑りは、品があってしなやかで美しかったです。演技終了後に、リンクにレゴブロックが投げ入れられるのも驚きでした。「花やぬいぐるみならまだしも、あんなものを投げては危ないのでは…。」と思いましたが、真央ちゃんの好きなレゴをプレゼントしたくなるファンの気持ちもわかるのでした。

それから、高橋大輔選手や羽生結弦選手のレベルの高い演技にも圧倒されました。最近では「りくりゅう」こと、三浦璃来・木原龍一ペアに注目しています。正直、日本のスケート選手がペアで活躍するのは難しいのではないかと思っていました。しかし、彼らはグランプリシリーズで優勝するなど結果を出してくれました。これからも二人の素晴らしい演技に期待したいです。海外勢では、パトリック・チャン選手の2016年のショートプログラムがとても印象に残っています。ビートルズの ”Blackbird” のしらべにチャン選手の伸びやかなスケーティングがぴたりと合って、思わず息をのむ素敵なプログラムでした。

フィギュアスケートにとって音楽はとても大事です。数年前に「歌入り」が試合で解禁されてから選手たちの表現の幅が広がり、観ているほうの楽しみも増えました。羽生選手がショートプログラムでプリンスの ”Let’s Go Crazy” を選んだときは、イメージのギャップがありすぎて戸惑いました。が、「羽生選手は向上心が強いから、いろいろとチャレンジしたくなるのだろう。」と考え、エネルギッシュな演技を楽しみました。

ということで今回ご紹介する音楽は、宇野昌磨選手がプログラムで使用したマイケル・ジャクソン(Micheal Jackson)の ”History” (Remix)です。この曲も宇野選手のイメージからは少し離れている気がしますが、マイケルファンの私にとっては嬉しい選曲でした。

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