あみのR&B日記 「夏休みの宿題」



いよいよ夏休みも終わりに近づいてきました。今ごろ子供たちは夏休みの宿題に追われて大変だろうと思いきや、最近は夏休みの宿題を出さない学校もあると聞いて驚きました。宿題を出さない理由は「宿題をやらされているという受け身の態度では学力が身につかないから」らしいですが、夏休み明けに宿題のチェックに忙殺される教員の負担を減らしたい、という理由もあるようです。働き方改革は教育の現場でも大きな課題になっているのですね。

私が子どもの頃、学校の先生は夏休みも忙しそうでした。私は中学の時、友達に誘われてバレー部に入りました(チビで運動神経が鈍かったので球拾い要員)。そこは大変厳しいところで、夏休みはほぼ毎日練習があったうえ、2泊3日で学校に泊まり込む合宿までありました。顧問の先生はそれらにずっと参加していたので、夏休み中に家族サービスをする暇もないようでした。しかも時々部員にケーキの差し入れまでしてくれて、とても面倒見のよい先生でした。

また別の先生は退職して郷里に帰られたのですが、夏休みに私と友達が遊びに行きたいと言ったら快く迎えてくれました。ご自宅に泊めてくれただけでなく、近くの観光地にも連れて行ってくれました。昭和の学校の先生は、プライベートな時間やお金を教え子に使って大変だったろうなあ…と思います。

ところで皆さんは、夏休みの宿題を早めに終わらせるほうでしたか?それともギリギリまで放っておくほうでしたか?私は宿題を早めに済ませて残りの夏休みをゆっくり楽しみたいタイプだったので、7月中に終わらせるべくがんばって宿題をやりました。しかし読書感想文だけは、いつまでたっても書き上がりませんでした。

本を読むのは好きなのでまあいいのですが、感想といわれても「おもしろかったです。」とか「ためになりました。」ぐらいしか書くことがなく、原稿用紙のマス目が埋まらなくてかなり苦労しました。その結果、私はあるパターンを考えつきました。それは、まずあらすじを書く→主人公と自分を比較→主人公は自分と違ってえらい、すごいと持ち上げる→自分も主人公みたいになれるようにがんばりますで締める、というもの。大抵このパターンで乗り切ったように思います。読書感想文の出来としては良くない(おもしろくない)ことはわかっていましたが、あの頃はそれで精一杯でした。その感想文はもう手元にないので現在読むことはできませんが、当時の自分がどんなことを書いていたのか読んでみたい気もします。

ということで音楽にまいりましょう。私にとって夏歌といえばこれ、サード・ワールド(Third World)の “Try Jah Love”(邦題『ラヴ・アイランド』)をお届けします。1982年にスティービー・ワンダーのプロデュースのもとリリースされたこの曲は、日本でも大ヒットしました。懐かしのナンバーをどうぞお楽しみください。

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