「定額料金で聴き放題」の時代、アルバムはどうなる?



アップルが、定額料金で好きな音楽が聴き放題になる
サービスを始めるそうですね。
これ、とても便利で良いサービスだと思うんです。
その一方で、ちょっと困ったことになりはしないか、
という不安もあります。

たくさんある曲のなかでリスナーに選んでもらうために、
アーティストは、シングルに力を入れるようになるでしょう。
そうするとアルバム制作は二の次になり、
良いアルバムが出なくなってしまうのでは、と心配になるのです。

実は、少し前から、アルバムという形態が苦境に立たされているのでは、
と感じていました。
EPという、通常のアルバムよりも曲数の少ない作品集を
出すアーティストが増えてきたからです。
現代は何事においても、スピードが要求される時代ですから、
聴くのに時間がかかるアルバムは、以前ほど人気が
ないのかもしれません。

でも私は、アルバムを支持したいです。
少なくても10曲ほどが収録されたアルバムなら、
アーティストの世界をじっくり味わうことができます。
良いアルバムを一枚聴き終えたときは、
満ち足りた、とてもよい気分になれます。
シングル単体で聴くよりも、アルバムというまとまりで
聴いたほうが、印象深く記憶に残りやすいという
利点もあると思います。

音楽の楽しみ方が多様化した現代ですが、
私のようにアルバム中心に聴いているファンのために、
これからも良質なアルバムの販売を続けてほしいと思いました。

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