今になって気づいたこと スティービー・ワンダー”Part-Time Lover”
私は、R&Bの解説や評論を読むのが好きで、
よく目を通しています。
ある時、とある解説で、
「スティービー・ワンダー(Stevie Wonder)の
アルバム『In Square Circle』に、
ルーサー・ヴァンドロス(Luther Vandross)が参加」
という一文をみつけました。
あれ、そうだったっけ?と思った私は、
CD棚から『In Square Circle』を出して、聴いてみました。
するとどうでしょう。
一曲目の”Part-Time Lover”の
あのモータウン風のバックコーラスを
ルーサー・ヴァンドロスがつとめていたのです!
今まで、まったく気づきませんでした。
“Part-Time Lover”は、モータウンお得意のリズムに乗った
ポップな曲で、日本でもヒットしました。
しかし、ファンキーなスティービーを愛する私は
特にこの曲に夢中になることもなく、
軽く聴き流していたのです。
いま改めて”Part-Time Lover”を聴いてみると、
ルーサーのヴォーカルの芸の細かさを感じます。
シンプルなメロディーのなかで、
実にいろんなことをやっていて、
「さすがはルーサー」と感心したのでした。
そして、スティービーの直線的で力強いヴォーカルと、
ルーサーの懐の深いヴォーカルとの対比も、
この曲の面白さだと思いました。
思わぬ掘り出し物をみつけたような
気分になった”Part-Time Lover”でした。
Stevie Wonder – Part Time Lover (Lyrics)
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