もっと歌ってほしかった… アレサ・フランクリン逝く



病と闘いながら歌手活動を続けていた
“クイーン・オブ・ソウル”ことアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)が、
とうとうこの世を去ってしまいました。

アレサ・フランクリンの歌は、いつでもどんな場面でも、
ソウル・ミュージックの素晴らしさに満ちあふれ、
私は深い感銘を受けました。
もっと長くその歌声を聴いていたかったですが、
お別れのときがやってきてしまいました。

彼女の死去によって、歌を主軸とした黒人大衆音楽は
ひとつの節目をむかえたように思います。
これからのR&B/ソウルというジャンルでは
歌以外のアイデアを重視する流れに
なりそうな気がするのです。
でも、私はアレサがやっていたような音楽が好きなので、
今後も聴き続けていきたいと思っています。

さて、アレサの曲で私の印象に残っているものといえば、
1985年発売のアルバム『 Who’s Zoomin Who』に収録されている
” Who’s Zoomin Who ” です。
このアルバムはポップ・ロック調に作られていて
ソウルらしさはひかえめですが、
どんなジャンルでもどんと来い、という
アレサの包容力に感服する一枚です。
” Who’s Zoomin Who ” はシングルカットされてヒットし、
当時ラジオなどでよく聴きました。
流行のシンセサイザーで華やかさを身にまといながら、
ブラックなノリもあるところがお気に入りで、
私にとって一番身近に感じるアレサの曲です。

アレサ・フランクリンさんのご冥福を心よりお祈りいたします。

Aretha Franklin~ ” Who’s Zoomin Who ” 💜~ 1985

Aretha Franklin – What A Fool Believes (Arista Records 1980)

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