映画『アラジン』を観ました



こんにちは。

緊急事態宣言は解除されましたが、なるべく不要不急の外出は控えています。そんな時の楽しみが、自宅で映画を観ること。最近観た映画でおもしろかったのが、実写版の『アラジン』です。

『アラジン』はディズニーアニメのなかでも好きな作品だったので、実写になるとどうなるのか少し心配もありました。しかし、実写版のほうもアニメに負けず劣らすの好作品で、十分満足できました。衣装やセットがとてもカラフルで美しく、アグラバーの人たちが歌い踊るシーンなどは、まるでインド映画を観ているようでワクワクしました。

そしてなにより素晴らしかったのが、ランプの精ジーニー役を演じたウィル・スミス(Will Smith)です。アニメのイメージが強烈なので、難しい役だったと思いますが、ウィルはコミカルにテンポよく演じて、魅力的なジーニーを見せてくれました。改めて、うまい役者さんだなあ、と思いました。

さて、『アラジン』といえば、アニメの主題歌の”A Whole New World”(1992)が、とても有名ですね。レジーナ・ベル(Regina Belle)とピーボ・ブライソン(Peabo Bryson)のデュエットで大ヒットした名バラードです。アカデミー賞の歌曲賞など、さまざまな賞を受賞しました。

それから、歌詞に「ジーニー」という言葉がでてくるソウルの名曲といえば、”Betcha By Golly Wow”です。 ”You’re a genie in disguise” (姿を変えたジーニーのよう)というフレーズが出てきます。歌詞もメロディーもスイートで、とてもロマンチックなラブソングです。

この曲は、スタイリスティックス(The Stylistics)のバージョンがオリジナルだと、私はずっと思っていました。ところが調べてみると、コニー・スティーブンス(Connie Stevens)の”Keep Growing Strong”という曲が原曲だとわかりました。スタイリスティックスもカバーだったのですね。

そして スタイリスティックス 以降も、この曲はよくカバーされてきました。ノーマン・コナーズ(Norman Connors)の作品でフイリス・ハイマン(Phyllis Hynan)が歌った ”Betcha By Golly Wow” は大変素晴らしくて、いつまでも忘れることができません。また、プリンス(Prince)も96年のアルバム『EMANCIPATION』でカバーしていました。

比較的最近の作品でいうと、アフター7(After 7)が2016年のアルバム『Timeless』で、 ”Betcha By Golly Wow” をカバーしていたのが印象に残っています。リードシンガーのケヴォン・エドモンズ(Kevon Edmonds)の美しいハイトーンヴォイスが魅力的でした。名曲とは、演じる人や時代を変えながら、受け継がれていく財産なのだと思いました。

『アラジン』の映画とそれにまつわる音楽を、ぜひお楽しみください。

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