あみのR&B日記 「映画館」



映画を観るのがお好きな方は、たくさんいらっしゃると思います。今はスマホで手軽に映画を楽しめる時代ですが、映画館で観る映画は、また格別ですよね。

私は昔はよく映画館に出かけていましたが、洋画よりも邦画のほうに世間の注目が集まるようになってくると、次第に足が遠のいてしまいました。音楽と同じように、映画も洋ものに魅力を感じるタイプなのです。

ですが最近、また映画館に行くようになりました。それは『メイキング・オブ・モータウン』『サマー・オブ・ソウル』『リスペクト』など、ソウルファンには見逃せない映画が、立て続けに上映されたからです。久しぶりの映画館にワクワクしながら、大画面と迫力のサウンドで観る映画は、とても素晴らしくて感動しました。

そして先日、私は大好きなアガサ・クリスティーの小説が原作の映画『ナイル殺人事件』を観に行きました。以前は、俳優の生の声が聞きたくて字幕版を選んでいましたが、このところ目の疲れを感じるようになってきたため、今回は吹き替えの回のチケットを購入しました(ひとつのスクリーンで字幕版と吹き替え版が交互に上映されるシステムでした)。

映画が始まり、音声が流れてきました。ところが… あれ?日本語じゃない!スクリーンには字幕が映し出されています。私は、間違って字幕の回のチケットを取ってしまったのかと、慌てて確認しました。が、この時間帯は吹き替えで間違いありません。ということは、映画館の人が間違えて字幕版を上映してしまったの?どうしよう、これは早く係員に知らせなければ…。私は落ち着かなくなりました。

するとその時、映画の場面が変わり、登場人物が日本語を話し始めました。やっぱり、これは吹き替え版だったのです。どうやら、映画の冒頭部分は回想シーンで、フランス語のセリフだったために字幕が使われ、英語のセリフが始まってから吹き替えになったようです。私は、焦って係員に何か言わなくて本当によかった、と思ったのでした。

ということで今回ご紹介する音楽は、ベティ・ライト(Betty Wright)が、ザ・ルーツ(The Roots)と共作したアルバム『Betty Wright;The Movie』より、”Old Songs” です。スクリーンに映し出されたベティの姿が印象的なこのアルバムは、内容がとても充実しています。よかったら聴いてみてください。

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