あみのR&B日記 「校歌」



暑さが少し落ち着き、そろそろ夏も終わりに近づいています。
この夏は行動制限がなかったので、久しぶりに遠出をされた方もいらっしゃるでしょう。その一方で、危険な暑さから身を守るために、冷房の効いた室内でテレビ視聴を楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。

私が夏によく観るテレビ番組といえば、高校野球の中継です。これはもう、夏の習慣になっていると言っていいかもしれません。今年は、決勝に残った2チームともに初優勝を目指していたので、それぞれの地元では応援にかなり熱が入ったことでしょうね。結果は、宮城の仙台育英高校が優勝、山口の下関国際高校が準優勝でした。仙台育英、やりましたね!ついに、深紅の大優勝旗が白河の関を越えました。下関国際は残念でしたが、また次の大会で頑張ってほしいと思います。

高校野球は、試合以外にも各校のオリジナリティあふれる応援など、見どころがいろいろあります。なかでも私が楽しみにしているのが、校歌の斉唱です。私が小学生のとき、テレビから流れる高校野球の校歌は、甲子園の球児の歌声を生で放送しているものと勘違いしていました(歌の専門家による録音だと気づかなかった)。「すごいなあ。みんな、野球だけじゃなくて歌もうまいんだなあ。」と感心したものでした(笑)。

一昔前まで高校の校歌といえば、威厳があって堅苦しいものというイメージでした。しかし最近ではポップス風のものもあったりして、聴いていて楽しいです。私が特に気に入っているのは、わが故郷・神奈川県横浜市にある横浜高校の校歌です。校歌にしてはめずらしく低めの音程をメインにしたゆったりした曲調で、いい曲だと思います。「東洋一の商港横浜」という歌詞を聴くと、ふるさとを誇りに思う気持ちがふくらむし、「屛風ヶ浦」という地名が出てくると、若い頃によく利用した京浜急行の赤い電車を思い出すのです。

夏によく聴く校歌ですが、自分自身の母校の校歌となると、これがなかなか思い出せないのです。小学校の校歌は、町内に住んでいた有名な作曲家に作ってもらった自慢の校歌でした。なので、集会やら行事やら何かあるたびに歌ったせいで、今でもなんとなく覚えていて歌うことができます。ところが中学・高校の校歌は、まったくといっていいほど覚えていないのです。やはり歌う回数が少ないと、忘れてしまうものなんですね。皆さんは、今でも母校の校歌を歌えますか?

ということで、今回お届けする音楽は、シャニース(Shanice)の ”I Love Your Smile” です。ナラダ・マイケル・ウォルデンがプロデュースしたポップR&Bの名作で、91年のアルバム『Inner Child』に収録されています。授業中に先生の話そっちのけで窓の外を眺めながら好きな人を想っているという、青春の恋の歌です。

この記事に関する皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。ツイッター(@amiamaama)のほうでお受けしますので、どんなことでもお気軽にお寄せください。

スポンサーリンク