モーリス・ホワイトさん、ありがとう
アース・ウインド&ファイアー(Earth, Wind & Fire) の
モーリス・ホワイト(Maurice White)氏が、
2月3日にお亡くなりになりました。
私は長い間、彼のファンだったので、
悲しい気持ちは当然あるのですが、
意外と落ち着いています。
2013年に出たアースのアルバム『Now, Then & Forever』からは
モーリスは完全に身を引いており、
ここでアースの区切りがついた、と思っていましたし、
彼が長年闘病していたことは知っていたので、
覚悟は出来ていました。
私が、今のようなR&Bオタクになったのは、
子供のころのアース体験がきっかけだったことは、
以前の記事に書きました。
あれから、人生のいろいろな時期を
アースを聴きながら、乗り越えてきました。
今は、モーリス・ホワイトに対して
「アースを作ってくれて、素晴らしい音楽を届けてくれて、
本当にありがとうございました。」と
感謝の気持ちでいっぱいです。
モーリス・ホワイトは、1985年に
ソロアルバム『Maurice White』(邦題「スタンド・バイ・ミー」)
を出しています。
流行のシャカシャカしたエレクトリックサウンドで、
当時のアースに近いけれども、ややポップス寄りの作品でした。
ベン・E・キングの“Stand By Me”のカバーは日本でもヒットして、
よくラジオでかかっていました。
それから、このアルバムには“I Need You”という
大ヒットしたバラードがあるのですが、
これを聴いたことのない若い人には、ぜひ一度聴いてほしいです。
モーリス・ホワイトって、いつもは「イェイイェイイェイ」とか
ファンキーに歌う人ですが、実は本格的な歌も
すごく上手に歌えるシンガーだということが、
おわかりいただけると思います。
このソロアルバムは、“シンガー”モーリス・ホワイトに
スポットが当てられていました。
アースとはまた一味違って、興味深い作品でした。
モーリス・ホワイトさんのご冥福を、
心よりお祈りいたします。
Maurice White – I Need You (Live On Solid Gold)
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