何度も聴いてしまう ジェイムス・イングラム"Just Once”



皆様、こんにちは。
更新が大幅に遅れてしまい、申し訳ありませんでした。

気がつけば、グラミー賞の発表も終わり、
ぼちぼち有名アーティストのアルバムも出ようかという
この頃、なんとも悲しいニュースに
接することとなってしまいました。

私の大好きな実力派男性R&Bシンガー、
ジェイムス・イングラム(James Ingram)が
亡くなったのです。
まだ若かったのに…
もう本当に、残念で、悲しいです。

ジェイムスといえば、クインシー・ジョーンズ
と組んだ仕事が、やはり印象深いです。
クインシーの、都会的で洗練された音楽世界に、
ブラックタイの良く似合う、折り目正しいたたずまいの
ジェイムスの歌が、どれほど貢献したことか。

クインシー・ジョーンズのアルバム『THE DUDE』は
私の大好きな作品で、SHM- CDで再発されたときに
改めて買ったほどです。
このアルバムで歌うジェイムスが、とにかく素晴らしいのです。
彼はもともとの声質がクリアーで張りがあって、
すごくいい声なんですが、盛り上がってくるサビの部分で
シャウト気味にかすれるところが、また魅力的なんですよねぇ。

まずは、バラードの”Just Once”に、強く心を揺さぶられます。
あのピアノのイントロが聞こえてきただけで、
胸が熱くなってしまうんです。
歌い出しは優しく、曲が進んでいくにつれて
盛り上がっていく、感動的なジェイムスの歌。
これぞバラードの王道!
私の「生涯バラードランキング」でも絶対に
上位にくる名曲です。

そして、粋でおしゃれなミディアム”One Hundred Ways”も
負けず劣らずの名曲で、これも何回聴いたことか。
ファルセットをはさむなど、歌にメリハリがあって、
思わず聴き入ってしまいます。
この曲はクインシー・ジョーンズの名義になっていますが、
ジェイムス・イングラムの名義以外は考えられないほど、
素晴らしい歌を聴かせてくれます。

ジェイムス・イングラムは、デュエットの得意な
歌手でもありました。
やっぱり最初に思い浮かぶのは、クインシーのプロデュースで、
パティ・オースティンとデュエットした
”Baby,Come To Me”ですね。今までに何組ものシンガーに
カバーされてきた名曲です。
これも私の「生涯デュエットランキング」の
上位にくるナンバーです。

また、マイケル・マクドナルドと歌った
”Yah Mo Be There”も忘れられません。
これもヒットしましたね。
当時から、ノリがよくて好きな曲でしたが、
今聴いても、80年代独特の懐かしいアレンジが
(ホール&オーツ風!)愛おしく感じられます。

比較的最近の作品では、アンジー・ストーンと
歌った”My Peaple”が良かったです。
イントロで、ジェイムスらしいファルセットが
聞こえたときは、嬉しかったですねぇ。
また彼の新曲が聴きたいな、と思ったものです。

さまざまな名曲を歌い、
感動を与えてくれた、ジェイムス・イングラム。
これからもずっと、私はあなたのファンです。
どうぞ安らかに眠ってください。

James Ingram Just Once 1981

James Ingram – “One Hundred Ways” / “I Don’t Have The Heart” (1990)

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