マライア・キャリー  ニューEP『It’s A Wrap』



A子「あ~、お腹いっぱい。今日もたくさん食べて呑んだわね。それじゃそろそろお開きで…」
あみ「なに言ってんの、まだまだ呑むわよ!」
A子「えー、でももうお腹いっぱいよぉ。」
あみ「それならデザートでも頼んだら?甘いものは別腹でしょ。まだまだ話したいこともあるしさー。」
A子「(きっとR&Bの話ね)そうね…じゃ、これ頼もうかな。すみませーん、抹茶とわらびもちのパフェひとつお願いしまーす!」
あみ「あたしはレモンサワーもう一杯!」

あみ「…それでさあ、最近のR&Bを歌う若い人たち、みーんな大人しくなっちゃってさあ。何気なーく、さりげなーく歌うのがかっこいい、みたいな空気になってんのよねー。”熱唱” が流行らない時代なんだってさ。ちびまる子ちゃんじゃないけど、あたしゃ寂しいよ!」
A子「うんうん。」
あみ「アフリカ系の人って生まれつきいい声持ってる人が多いのに、それを磨かないなんて、もったいなーい。あーあ、アーロン・ホールがバリバリ歌ってたあの頃が懐かしいわぁ…。」
A子「アーロン、すごかったもんねぇ。そういえば、いつのまにか彼もいなくなってしまったわね…。」

あみ「だからね、最近はサブスクでニューリリースの情報があっても、あんまり胸がときめかないのよ…。でもね!このニューリリースはよかったわ!マライア・キャリー(Mariah Carey)のニューEP『It’s A Wrap』。」
A子「へえ、マライア、新曲出したの?」
あみ「ちがうのよ。この ”It’s A Wrap” って、前に出たアルバムに入ってた曲なの。それのバージョン違いを4曲まとめてEPにして、新たにリリースしたってわけ。オリジナルの ”It’s A Wrap” は、2009年のアルバム『Memoirs of an Imperfect Angel』に、メアリー・J・ブライジ(Mary J. Blige)とデュエットしたリミックスのほうは、2014年のアルバム『Me.I Am Mariah…The Elusive Cnanteuse』に入ってるわよ。」
A子「ふーん。」

あみ「この曲のマライアがさー、もうバリバリの熱唱なのよ!リミックスに登場するメアリー姐さんも負けじとバリバリ歌ってて、二人ともサイコーなんだから!」
A子「へぇー。」
あみ「それからこれ、曲自体もいいのよね。マライアも曲作りに関わっているんだけど、なんていうかさー、70年代から80年代にかけてのソウルの歌姫っぽい、可愛げのある曲なのよ。私こういうの、好きだなー。」
A子「そうなんだ。」
あみ「でもねぇ、今の若い人たちには、このEPのオリジナルバージョンより、早回しされたリミックスバージョンのほうが人気なんだって。ダンス動画に使えるからって…。早回ししたら、歌がまるっきり変わっちゃうのよ?! それがいいなんて、ちょっともう信じらんなーい。 …まあね…いいのよ、別に…早回ししようが何しようが…でもね、せっかくマライアが…素敵な歌を…歌ってるんだから…もっとオリジナルのほうも…聴いてほしい…な…」
A子「ん?ちょっと、あみ?やだ、こんなところで寝ないでよー。ほら起きて!帰るわよ!」

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