あみのR&B日記 「腕時計」



先日、電車に乗った時のことです。隣に男子高校生が座りました。ふと見ると、彼は自分の手元を長い間じーっとみつめています。どうしたのだろうとよく見ると、その高校生は手首にはめたスマートウォッチを熱心にみつめていたのでした。「今時の高校生の腕時計とは、こういうものなのか!」と私は思い、時代が進んだことを実感しました。

私が学生だった数十年前は、入学や進級のお祝いの品として腕時計はとても人気がありました。私も親にねだって買ってもらいました。セイコーの若者向けの腕時計で、金属製のシルバーのベルトに赤い文字盤の、しっかりしたつくりの腕時計でした。手首にはめたときの重さやひんやりとした冷たさも私には嬉しく、大切に使っていました。電池がなくなれば、町の商店街に一軒はあった時計屋さんに持っていき、電池を交換してもらって使い続けました。

あの頃は、友達と出かける時に使うディズニーの腕時計も持っていたし、私にとって腕時計は実用性のあるおしゃれアイテムとして欠かせないものでした。ところが年齢を重ねるうちに、腕時計をはめたりはずしたりする手間をわずらわしく感じるようになり、腕時計を使う機会はだんだん減っていきました。そうこうしているうちに携帯電話が登場しました。携帯電話を持ち歩くようになると、いつでも時間を確認できることから、腕時計を使うことは全くといっていいほどなくなってしまったのです。

調べてみると、現在出回っているスマートウォッチにはいろいろな機能があり、健康管理にも大いに役立つのだそうです。肌身離さず常に装着していれば、スマートウォッチが心拍数や血圧などを細かくチェックしてくれ、異常があればすぐに知らせてくれるのだとか。これは健康が気になる世代の私にはとても魅力的です。

スマートウォッチってちょっと値段は高いけれど、私も買って使ってみようかしら、と思ったりもしましたが、「常に装着」というところがひっかかるのです。私はもともと、自分の体に何か小物をつけると圧迫感を感じやすいタイプで、髪に飾りをつけるのは苦手だし、他のアクセサリーも軽いものを少しだけしかつけられません。なので、スマートウォッチを手首からはずさずに常に装着する自信がないのです。時代の最先端の腕時計であるスマートウォッチに興味や憧れはありますが、実際に手首にはめる可能性は、あまり高くないような気がします。

皆さんは普段、腕時計を使っていますか?

ということで今回お届けする音楽は スレイブ(Slave)の ”Watching You” です。スレイブは70年代から80年代にかけて活躍した、オハイオ州出身のファンクバンドです。ディスコのコンピレーションによく収録されている ”Just a Touch of Love” という曲が有名ですが、この ”Watching You” もファンキーでかっこいいので、おすすめです。

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