ここにもあった90’sネタ② トーリー・レインズ“Say It”



このところ、90年代のR&Bをサンプリングした曲を
聴く機会が増えてきました。

なかでもお気に入りは、
ジャズミン・サリヴァン(Jazmine Sullivan)の”Let It Burn”です。
これは、アフター7(After 7)の”Ready Or Not”を
サンプリングしているのですが、
“Ready Or Not”の良さを生かしつつ、
ジャズミンらしさもしっかり出ていて、素晴らしい曲でした。
この曲は人気があって、おすすめコンピレーションアルバム
“Perfect! R&B 6”
にも収録されています。
また、先日のグラミー賞の候補にもなっていました。

さて、今回ご紹介する90’sネタ曲は、
トーリー・レインズ(Tory Lanez)の“Say It”です。
こちらの元になっているのは、
90年代R&Bを代表する名曲といわれる、
ブラウンストーン(Brownstone)の“If You Love Me”です。

“Say It”は、イントロから、ブラウンストーンの
美しいハーモニーで始まります。
その後も随所に彼女達のコーラスが使われているのですが、
ここでちょっと問題が。
どうしても、ブラウンストーンの歌声を追いかけてしまって、
肝心の“Say It”の曲調や、トーリーの歌が
なかなか頭に入ってこないのです…
“If You Love Me”を愛聴してきた私にとって、
この“Say It”は、少々ネタが効きすぎのような気がしました。
しかし、ブラウンストーンに馴染みのない若いリスナーの方なら
素直に「トーリー・レインズの“Say It”って、
せつなくて素敵ね~。」と思ってくれることでしょう。

みなさんは、どのようにお聴きになりましたか?

Tory Lanez – Say It

Brownstone – If you love me

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